iPod touch用アプリケーションについて

iPhone/iPod touch用アプリケーションは、現時点で2つのカテゴリに分類されるものが存在します。まずひとつは、Apple公認のWebベースのアプリケーション(Webアプリ)。もうひとつは、Apple非公認のネイティブアプリケーション(ネイティブアプリ)です。
今回はこれら2種類のアプリの概要を説明します。
Apple公認のWebベースのアプリケーションは、Safariブラウザ上で動作するものです。Web 2.0的な非常にインタラクティブなスタイルのものも作成可能で、これに対してはAppleから公式なドキュメントが提供されています。WebブラウザもMacのSafariベースのもので、このサイズのデバイスが提供するWebブラウザとは思えないほど、パソコン上のブラウザに遜色のないページ再現性と操作感を実現しています。
とはいえ、アプリケーションといってもあくまでWebブラウザ上で動くものなのでネットワークが動作速度に影響したりすることもあれば、ブラウザ側にもプログラミング上の細かな制限があったり、現在のSafariブラウザ(OSバージョン1.1.1)はFlashにもJavaにも対応していないので、Webアプリケーションを作る環境としてはやや不自由が多いことも否めません。さらに、iPhone/iPod touchのタッチインターフェイスのにはデスクトップ環境のWebブラウザとは異なる流儀があるので、このあたりをどこまで上手く開発に落とし込めるかでアプリケーションの質が変わってくるのではないかと思います。
これに対して、Apple非公認のネイティブアプリケーションは、「勝手アプリ」などとも呼ばれており、iPhone/iPod touchのOS(Mac OS X)上で動作するSafariやカレンダーや計算機と同種のプログラムです。このようなプログラムを作成/インストールするための情報や資料は一切Appleから提供されていないため、現在はユーザーがiPhone/iPod touchをハッキングして勝手に開発したプログラムや、それらプログラムをインストールできるようにするツールなどをネット上で入手することができます。このようなアプリケーションであれば、非常に自由度が高いのですが、その反面、あくまでユーザーが独自にハッキングして実現していることなので、iPhone/iPod touchの動作や、中に入っているデータに関してまったく保証はありません。そういったリスクを自分で負う必要があるものとして利用しなければならない点に注意が必要です。
なお、現時点で手に入るネイティブアプリのインストールを実現するツール類としては、以下のものがあります。
- iNdependence (Mac OS X対応)
- Installer.app Beta (Mac OS X/Windows対応)
ただし、残念ながら現時点でサポートするデバイスはiPhone(OSバージョン1.0.2以前)のみになっており、iPod touchをサポートするツールは存在しないようです。さらに、最新のOS 1.1.1にアップデートすると、iPhone/iPod touchともこれらツール類が利用するOSの“穴”が塞がれてしまうため、現在、新たなハッキング方法が模索されている最中です。
OS 1.1.1のリリースから1週間。そろそろ、新たなハッキング方法が見つかりそうだという噂もあるので、iPod touchでネイティブアプリが使えるようになるのはもうすぐかもしれません。
UPDATE:2007.10.9 ネイティブアプリインストールツールの状況をアップデート。